こんにちは、カリタです!
前回の修了考査の全般的な対策・勉強内容に引き続き、具体的に科目別についてまとめていきたいと思います。
この記事は会計についてです。
修了考査の記事リスト
過去問の感想
過去問の感想は下記の通りです。
- 計算問題のレベルは毎年ほぼ同じため、過去問の計算問題は解ける様にしておく必要を感じた。
- 理論問題については、同じ問題が出題されていないため、過去問を解けるようにする必要はないと感じた。
- IFRSの出題は年々増えているため対策の必要性を強く感じた。
基本的な勉強方針
過去問の感想を受けた基本的な勉強方針は、下記の通りです。
基本的に会計士試験と同様ですが、
計算問題
計算問題については、正解か不正解の二択のため、正解できないと救いがなく重点的に対策する必要性がある。
そのため、
- 過去問
- 答練
の計算問題ついては解けるようにしておくことにしました。
理論問題
理論問題については、自分で山を張ることに限界を感じ、山を張ることは予備校の答練に任せることしました。
自分で張った山は余力があればやる程度としました。
勉強内容
7月から9月
計算問題
過去問の計算問題は、答練を開始する前までに解けるようにしておくことを目的に、解きました。
私が会計士試験を勉強していた頃と勘定科目名が多く変わっていたため、問題を解く際には、念のため仕訳をすべて書き起こし、すべて見直しをしました。
計3回転ほどは見直したと思います。
理論問題
過去問を分析する際に、どのように解くか考えた程度。
基本的には勉強していない。
10月から直前
計算問題
過去問と同様に答練の計算問題を解けるようにしておくを目的に、問題を解く際には、念のため仕訳をすべて書き起こし、すべて見直しをしました。
また、過去問の計算を忘れないように時々見直していました。
理論問題
答練で問われている部分の他、
- その基準の範囲自体をおさえること
- IFRSで問われても対応できるようにしておくこと
を目的に、予備校の答練で出題された理論問題については見直しをする際に、
- 基準全体
- IFRSとの違い
を確認することを心掛けました。
具体的には、例えば、答練で税効果に関する理論が出題された場合、
- 税効果基準全体を確認し
- 税効果に関する日本基準とIFRSの違いをおさえる
と言うことです。
その他、理論の部分点を落とさない様に、理論を勉強する際には会計に関する原理原則もあわせて考え直すようにしました。
また、12月以降時間に余裕ができたため、過去問の例年の傾向から多少の山を張り、余力があれば基準等を多少調べていました。
なお、勉強時間との兼ね合いから答練の問題を解く際には、要点・キーワード等をメモする程度にとどめていました。
補足
理論問題の見直しに関して、答練で出た範囲を
- EYのホームページ(企業会計ナビ)
でおさえるとともに、IFRSについては、補習所のテキストは詳し過ぎる(時間に余裕がないためパス、見れれば理想)ため、
- PWCのホームページ(これだけは知っておきたい!IFRS Q&A)
を確認していました。
修了考査の手ごたえと成績
修了考査の当日、計算問題については特に困ることはありませんでした。
理論問題(特にIFRS)については、初見の問題がありましたが、空白にしない様に作文で埋めました。
作文で埋める場合には、
- 出来るだけ原理原則的な内容で部分点が付くように
- IFRSについては演繹法と帰納法から考えられる違い(基本的には日本基準の反対のことを書く)
を意識して全部埋めました。
手ごたえとしては、十分にあり、結果もA判定でした。
反省
過不足なく、特に間違った勉強であったと思っていません。
ただ、過去問を使うか否かについては賛否がありそうなため、他人に勧めるのであれば、
- 答練を二つの予備校で申し込み見る問題を増やす方法
が再現性が高いと思います。
理論問題に関しては、補習所のテキストはあまり使えない印象を受けました。
と言うよりも、EYのホームページ(企業会計ナビ)の完成度が高すぎるため、市販の教材含めて不要だと思います。
IFRSに関しては、今後の受験生の動向が気になりますが、そこまで深入りせずに、作文力(概念フレームワークや定義等の基本をおさえる)を高めていく方針で良いと思いました。