令和2年公認会計士試験第II回短答式試験の延期について

令和2年公認会計士試験第II回短答式試験の延期について

2020年4月17 日(金)に公認会計士・監査審査会より、「新型コロナウイルス感染拡大に伴う令和2年公認会計士試験第II回短答式試験の実施に係るお知らせ」が公表されました。

 

公表内容

 令和2年公認会計士試験第II回短答式試験につきまして、新型コロナウイルス感染症の拡大状況等を踏まえ、5月24日予定の実施を延期することとします。

延期後の実施方針等については、おって、5月中旬目途に、当該時点の新型コロナウイルス感染症を取り巻く状況を踏まえ、公表する予定ですので、引き続き審査会ウェブサイト等の情報にご注意下さい。

※ 試験実施に関して、公認会計士・監査審査会事務局や財務(支)局等への電話による直接の問い合わせは、ご遠慮いただきますようお願いいたします。

出典:公認会計士・監査審査会 - 新型コロナウイルス感染拡大に伴う令和2年公認会計士試験第II回短答式試験の実施に係るお知らせ

 

延期の経緯(考察)

「新型コロナウイルス感染拡大に伴う令和2年公認会計士試験第II回短答式試験の実施に係るお知らせ」が公表された4日前の4月13日(月)に、

「令和2年公認会計士試験の出題範囲の要旨について(確定版)」が公表されており、月曜日の段階では延期の予定はなかったのではないかと思われます。

新型コロナウイルス感染拡大をうけて、政府が緊急事態宣言の対象地域を全国に拡大すると4月16日に決定したことに起因し、

急遽、4月17日(金)に「新型コロナウイルス感染拡大に伴う令和2年公認会計士試験第II回短答式試験の実施に係るお知らせ」が公表されたのではないかと個人的に考えています。

 

今後の課題

  • 5月中旬に予定通り公表が出るのか
  • 8月の論文式試験も延期されるのか

に関しては、5月6日の緊急事態宣言後の状況を見て判断していくことになると思われますが、

仮に一時的に感染が抑えられたとしても、昨今の諸外国でのロックダウン後の第二波、第三波の状況を見る限り、

3つの密を避けられる試験のモデルケースの確立が求められるように思います。

 

従来の資格試験の方法では、

  • 密閉:換気が悪く
  • 密集:人が密に集まって過ごすような空間
  • 密接:不特定多数の人が接触するおそれが高い場所

の3つの密すべてを避けることは難しいと思います。

「密接」に関しては、試験官が手袋を装着した上で問題用紙の配付等を行うなどの対策が考えられますが、

「密集」を避けるとなると、新しい試験会場の手配が必要な様に思います。

「密閉」に関しては、会計士試験の試験時間は2~3時間と長いため、常時、窓を開けての試験も考えられますが、夏の論文式に関しては、常時窓を開けての対応は難しいように思います。

気温の低い地方で受けるなど考える受験生が生じた場合、移動が生じてしまうなどの問題をどのようにクリアするのか、全国でフェアに試験を行うことためにどのような対策が必要かなど課題は山積みと思います。

 

個人的な感想

司法試験や国家公務員試験の延期決定は4月8日と対応が早かった。

5月中旬目途に新型コロナウイルス感染症を取り巻く状況を踏まえ公表する予定とされていますが、会計士試験に関する公表が先陣を切ることなく、

恐らく他の国家試験が対応を公表後、右へ倣えの対応が公表されるのではないかと思います。

  • 8月の論文式試験日程も延期させるのではないか
  • 11月の論文式合格発表も延期され就職活動に影響が出るのではないか

と、先行き不透明な中、挑戦の意欲を維持し続けることは難しい会計士試験受験生も少なからずいると思います。

しかし、延期されたとしても今が試験の直前期であることには変わりはありません。

こんな時だからこそ、絶対に合格すると強い気持ちをもって勉強を続けられる人は、立ち止まってしまう人よりも合格に近づけます。

私の後輩にも、今回の5月短答式と8月論文式に人生をかけて挑戦している人がいます。

会計士試験に限らず、この不安定な中、頑張る人たちにエールを送りたい。

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