2019年度修了考査の合格発表

2019年度修了考査の合格発表

2020年4月17日に2019年度修了考査の合格発表がありました。

 

2019年度修了考査の合格発表の概要

  • 受験願書提出者数1,896名
  • 受験者数1,749名
  • 合格者数854名
  • 対受験願書提出数合格率45.0%
  • 対受験者数合格率48.8%

 

異例の合格発表

当初の合格発表予定日は2020年4月3日、日本時間午前9時頃に予定されていましたが、前日に、

令和元年度修了考査の合格発表日を令和2年4月3日(金)に予定しておりましたが、令和2年4月17日(金)午前9時に延期いたします。

と発表され、合格発表日が急遽4月17日午前9時頃に変更されました。

 

異例の合格率

過去10年間の合格率は下記の通りです。

受験者数 合格者数 対受験者数合格率
2019年度 1,749名 854名 48.8%
2018年度 1,495名 838名 56.1%
2017年度 1,536名 1,065名 69.3%
2016年度 1,649名 1,147名 69.6%
2015年度 1,811名 1,301名 71.8%
2014年度 2,030名 1,438名 70.8%
2013年度 2,262名 1,528名 67.6%
2012年度 2,593名 1,846名 71.2%
2011年度 3,468名 2,378名 68.6%
2010年度 3,234名 2,246名 69.4%

7割近くが受かると言われていた試験が、半分近くが落ちる試験となり、そして半分以上が落ちる試験となりました。

 

様々な疑惑

周りの会計士や、ネットの情報をみると、

  • 税理士との政治で負け、税理士登録できる人数を少なくするため
  • 延期の理由は新型コロナウイルスによる不況で急遽合格率を下げることになったため
  • 修了考査受験生の質が異例の低さだったため

などの意見が挙がっています。

 

個人的な感想

2018年度修了考査も異例の合格率の低さと言われていたため、対策してきた2019年度修了考査受験生のレベルが異例の低さであったとは考えづらいです。

様々な疑惑が出る要因としては、運営側がどのような修了考査にしたいのかといった思いが見えてこないための様に思います。

そして、結局のところ、ふりまわされるのは修了考査受験者です。

修了考査の受験料28,000円のみならず、修了考査対策講座の受講料約10万円から20万円をかけて、博打の様な試験の勉強を続けなければならないと思います。

運営側は、修了考査受験者にかかるコスト、時間、キャリアに与える影響をわかっているのか疑問に思います。

なお、延期の理由、合格率が大幅に下がった理由は現時点であきらかにされていません。

 

最後に

公会計士全体に目を通してみれば、

  • 2020年3月1日以降、CPEのEラーニング
  • 公認会計業務従事者でない公認会計士資格保持者に関しての会費減額

など、既存の会計士登録者の待遇は改善傾向にあります。

これらは、海外で働く日本の会計士や一般事業会社で働く会計士にとって追い風になり、会計士の働き方の多様化を進める上で素晴らしいことだと思います。

 

せっかくの修了考査をにムダな制度にしないためにも、修了考査受験者一人ひとりが

  • 修了考査年二回の実施
  • 修了考査難化に伴う実務補習所の廃止
  • 合格発表の早期化

などの具体的要望を運営にしっかりと伝える必要があるように思います。

 

日本公認会計士協会の公式リンク: 修了考査について - 日本公認会計士協会

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