【簿記2級】個別原価計算の基本

簿記2級講座個別原価計算の基本

こんな方におすすめ

  • 個別原価計算の基本について知りたい人
  • 個別原価計算の流れについて知りたい人
  • 簿記2級合格を目指す人

個別原価計算とは?

個別原価計算は,種類を異にする製品を個別的に生産する生産形態に適用する。

出典:原価計算基準 第4章 三一 個別原価計算

原価計算基準によると個別原価計算とは、複数の種類の異なる製品を個別に生産する場合に適した原価計算であるとされています。

例えるなら、オーダーメイドによる生産がイメージし易いと思います。

具体的には、

個別原価計算にあっては,特定製造指図書について個別的に直接費および間接費を集計し,製品原価は,これを当該指図書に含まれる製品の生産完了時に算定する。

出典:原価計算基準 第4章 三一 個別原価計算

 

特定原価指図書から原価計算表へ

上記の図の様に製造指図書ごと個別に原価計算が行われます。

メモ

製造指図書とは、製造に必要な作業や製造予定日が指定された指図書を言います。

原価計算表とは、製品別に賦課された直接費と配賦された間接費が集計された表をいいます。

もう少し詳しく説明すると、

個別原価計算における直接費は,発生のつど又は定期に整理分類して,これを当該指図書に賦課する。

出典:原価計算基準 第4章 三二 直接費の賦課

個別原価計算における間接費は,原則として部門間接費として各指図書に配賦する。

出典:原価計算基準 第4章 三三 間接費の配賦の(一)

ポイント

製造のために発生した原価を直接費と間接費に分け、

直接費は発生の都度、各製造指図書に賦課

間接費は部門間接費として集計した後、各製造指図書に配賦することにより計算します。

メモ

賦課(ふか)とは、直接紐づけて負担させることを言います。

配賦(はいふ)とは、一定の基準をもとに、間接的に紐づけて負担させることを言います。

つまり、個別原価計算では、

  • 直接費・間接費の発生額をどのように計算するのか
  • 間接費をどのように製品別に配賦するのか

が問題になります。

 

個別原価計算の流れ

実際原価の計算においては,製造原価は,原則として,その実際発生額を,まず費目別に計算し,次いで原価部門別に計算し,最後に製品別に集計する。

出典:原価計算基準 第2章 七 実際原価の計算手続

図解すると、個別原価計算による原価計算は下記の順で行われます。

個別原価計算の流れ

step
1
費目別計算

当月の製造費用(材料費・労務費・経費)を計算。

step
2
部門別計算

費目別計算で計算した間接費を製造部門別に集計。

step
3
製品別計算

費目別計算で計算した直接費と部門別計算で製造部門別に集計した間接費を製品別に集計し、個別に原価を計算。

上記の様な流れになります。

勘定連絡図を使ってもう少し詳しく説明すると

個別原価計算の勘定連絡図

上記のようになります。

 

参考【簿記2級】個別原価計算の過去問

143回第4問、144回第4問、145回第4問、148回第4問

150回第4問、151回第4問、152回第4問、154回第4問

で出題されています。

 

簿記2級の問題が解けるようになる様に、費目別計算、部門別計算、製品別計算について、次の記事で詳しく解説して行きます。

 

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