【簿記1級】材料の購入原価

簿記一級講座材料の購入原価

こんな方におすすめ

  • 実際原価計算・費目別計算を勉強している人
  • 材料の購入原価について知りたい人
  • 簿記1級合格を目指す人

材料の購入原価

材料の購入原価は,原則として実際の購入原価とし,次のいずれかの金額によって計算する。

出典:原価計算基準 第二章 一一 材料費計算

材料の購入原価は、原則として実際の購入原価とされています。

原則として、

実際の購入量×実際の購入単価=材料の購入原価

として計算されます。

材料の購入原価は,必要ある場合には,予定価格等をもって計算することができる。

出典:原価計算基準 第二章 一一 材料費計算

例外として、予定価格等をもって計算することができるとされています。

この場合、

実際の購入量×予定価格等=材料の購入原価

として計算されます。

実際購入単価と予定価格等により生じる差異は、材料受入価格差異と呼ばれます。

材料受入価格差異は,当年度の材料の払出高と期末在高に配賦する。この場合,材料の期末在高については,材料の適当な種類群別に配賦する。

出典:原価計算基準 第五章 四七 原価差異の会計処理(一)の2

材料受入価格差異は、原則、材料の払出高と材料の期末残高に配賦します。

予定価格等が不適当なため,比較的多額の原価差異が生ずる場合,直接材料費,直接労務費,直接経費および製造間接費に関する原価差異の処理は,次の方法による。

(1)個別原価計算の場合

次の方法のいずれかによる。

  • イ当年度の売上原価と期末におけるたな卸資産に指図書別に配賦する。
  • ロ当年度の売上原価と期末におけるたな卸資産に科目別に配賦する。

(2)総合原価計算の場合

当年度の売上原価と期末におけるたな卸資産に科目別に配賦する。

出典:原価計算基準 第五章 四七 原価差異の会計処理(一)の3

予定価格等が不適当なため、比較的多額の材料受入価格差異が生じた場合には、

当年度の売上原価と期末材料残高、仕掛品、製品残高に配賦します。

異常な原価差異は棚卸資産から除く必要があるためです。

メモ

実際原価計算では、実際の購入量をもとに原価計算を行うため数量差異は生じません。

 

副費の予定配賦計算

購入代価に加算する材料副費の一部又は全部は,これを予定配賦率によって計算することができる。予定配賦率は,一定期間の材料副費の予定総額を,その期間における材料の予定購入代価又は予定購入数量の総額をもって除して算定する。

ただし,購入事務費,検収費,整理費,選別費,手入費,保管費等については,それぞれに適当な予定配賦率を設定することができる。

出典:原価計算基準 第二章 一一 材料費計算

材料副費の一部又は全部については、予定配賦率によって計算することができるとされています。

この場合、材料副費の金額は、

材料の購入額×予定配布率=材料副費

として計算されます。

材料副費の一部を材料の購入原価に算入しない場合には,これを間接経費に属する項目とし又は材料費に配賦する。

出典:原価計算基準 第二章 一一 材料費計算

予定配布率を使用して算出した材料副費の金額と実際に生じた材料副費の金額に差異がある場合には配賦差異の処理する必要があります。

処理方法は、下記の通りです。

  • 間接経費として取り扱う
  • 材料費に配賦する

簿記1級では、材料副費を予定配布率によって配賦するものの、基本的に材料副費配賦差異は生じない設問になっているため、配賦差異の取扱については参考程度の内容です。

 

材料費に関する記事

© 2021 カリタブログ