【簿記1級】原価の意義

簿記一級講座原価の意義

こんな方におすすめ

  • 原価とは何かを知りたい人
  • 原価計算基準の原価について知りたい人
  • 簿記1級合格を目指す人

原価の意義

原価の一般概念

原価(げんか)とは、特定の目的を達成するために消費される経済的資源を貨幣で測定したものである。

出典:ウィキペディア(Wikipedia) - 原価

一般的に原価とは、

  • 売り上げをあげるため(特定の目的を達成するため)に
  • 必要なコスト(消費される経済的資源)を
  • 金額で表示したもの(貨幣で測定したもの)

といえます。

 

支出原価と機会原価

「特定の目的を達成するために消費される経済的資源が原価」だとすると、

支出原価と呼ばれる実際に支出した原価

機会原価と呼ばれるある選択肢を選択しなかったことによる生じる原価

といった、原価概念が生じます。

メモ

他にも、失敗原価や差額原価等という原価概念もあります。

 

原価計算基準の原価

我が国において適切な原価計算の実施規範として設定された原価計算基準によると、

広い意味での原価の計算には,原価計算制度以外に,経営の基本計画および予算編成における選択的事項の決定に必要な特殊の原価たとえば差額原価,機会原価,付加原価等を,随時に統計的,技術的に調査測定することも含まれる。しかしかかる特殊原価調査は,制度としての原価計算の範囲外に属するものとして,この基準に含めない。

出典:原価計算基準 - 第一章 二 原価計算制度

原価計算制度において,原価とは,経営における一定の給付にかかわらせて,は握された財貨又は用役(以下これを「財貨」という。)の消費を,貨幣価値的に表わしたものである。

出典:原価計算基準 - 第一章 三 原価の本質

原価は,集計される原価の範囲によって,全部原価と部分原価とに区別される。全部原価とは,一定の給付に対して生ずる全部の製造原価又はこれに販売費および一般管理費を加えて集計したものをいい,部分原価とは,そのうち一部分のみを集計したものをいう。

出典:原価計算基準 - 第一章 四 (三)全部原価と部分原価

とされています。

つまり、原価計算基準で適用される原価の範囲は、機会原価などの特殊な原価は含まず、

  • 全部の製造原価
  • 全部の製造原価に販売費および一般管理費を加えたもの
  • 全記のうち一部分のみを集計したもの

と言えます。

メモ

全部の製造原価に販売費および一般管理費を加えたものを総原価と言います。

ちょっと一言

経営意思決定等のための原価計算では、全部の製造原価に販売費および一般管理費を含めて考えることがありますが、

財務諸表作成のための原価計算は、製造原価に対して使用されます。販売費や一般管理費は商業簿記の範囲です。

 

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